解離性同一性障害と歩む日常

解離性同一性障害の彼女と側で見ていた僕の日常を書いたものです。何か力になれたり病気が認知されることを願います。

うつと親

彼女の異変をお母さんに感じ取ってもらえた頃。
喧嘩して収まりがつかなくなると、お母さんに電話して仲裁に入ってもらうことが増えた。
お母さんに電話しようとする僕と僕の携帯を取ろうとする彼女と揉み合いになることも何度もありました。
そんな中お母さんがようやく「精神病の何かなのかもしれない。今度病院行ってこようと思う」という話が出たので、僕もはっきりと「きっと何かあると思います。日頃から死にたいはよく言ってるのでうつの可能性もあるかと思います」とはっきりそこで言えました。
その頃は彼女の保険証はお母さんが持っていて金銭的にも彼女を病院に通わせる余裕がなかったが、お母さんを巻き込む事でようやく病院へ通える一歩が踏み出せたのでした。
お母さんを巻き込んだ事は多少の後悔はありますがやっぱり正解だったと思います。
彼女は最初は嫌がっていました。
私が病気なわけがないと、何でこんなとここなきゃと。
精神病の人は多くは自分で自分の異変に気付かないものです。
またこの頃の彼女は改めて病院で○○病です、と診断されるのが怖かったのかもしれません。