解離性同一性障害と歩む日常

解離性同一性障害の彼女と側で見ていた僕の日常を書いたものです。何か力になれたり病気が認知されることを願います。

半同棲

半同棲を始めた最初の2~3ヶ月はすごく楽しかった想い出があります
帰る場所や二人の時間が増えた事が何より嬉しくて幸せを感じれました。
出かけるのもゴロゴロするのも夜ご飯を一緒に考えて買い物して作るのも、全てが楽しくて幸せでした。
仕事が本格的に始まると休みは日曜だけ、彼女は学校の後バイトに行くと会える時間はわずかで何となく喧嘩が増えていた気がします。
僕の仕事は出張もあれば早出・残業はよくあることで忙しい時期は日曜も出勤することはありますし、
ゴールデンウィークやお盆にも稼ぎたい人は出勤して稼ぐ事ができます。
頑張れば頑張る程給料は上がるシステムではあったのでいっぱい稼ぎたい僕はひたすら働いて二人の居場所である家を守るため、彼女にもっと良い思いをさせたいという気持ちで社会人高卒1年目で手取り二十数万円稼ぐこともありました。
しかしその頃には彼女の心を大きな黒い渦が侵食し始めていたのに気付かなかったのを悔やむばかりです。