解離性同一性障害と歩む日常

解離性同一性障害の彼女と側で見ていた僕の日常を書いたものです。何か力になれたり病気が認知されることを願います。

彼女と家族

彼女とうまくいかない毎日が続いた。
喧嘩ばかりしていたが、仲直りの仕方も方法もわからなくなっていた。
誰にも頼れない中、誰か第三者が間に入らなければ冷静に話せず終わらない。
そう思った僕は彼女のお母さんに頼ろうとした。
ここで大きく反対したのが彼女でした。
喧嘩になる度お母さんを頼ろうとすると余計に怒って暴れた。とても悩んだ
なぜ彼女がお母さんに間に入ってもらうことをこんなに拒むのか、自分の親なのに。
というのも彼女のお母さんはすごく強い人で、うつ病なんてありえない、心が弱い人がなるものだ。
それくらい強い人でした。
精神病に対する偏見とまではいかないが、精神病とは無縁の人、無縁だと思っていたと思います。
そんなお母さんを昔から知っている彼女は自分のうつを理解されないとひたすら隠して僕と会うまで生きてきた。
つまり家族といえど信頼もなければ本音でも話さず常に壁作って生活してたのです、もちろんお母さんだけでなく家族全員と。
ここからお母さんの理解と協力を得るまで彼女の本当の姿を見てもうための新たな闘いが始まるのです。