解離性同一性障害と歩む日常

解離性同一性障害の彼女と側で見ていた僕の日常を書いたものです。何か力になれたり病気が認知されることを願います。

うつ病

彼女は付き合い始めた頃より確実に病みやすくなっていた、というよりはもうすでに病んでいた。
それが僕と付き合ってほんの少し心を開いたことで外に溢れ出たという感じでした。
ネガティブなことはもちろん過剰に不安に怯え常に気持ちは落ちていて人の事はもちろん僕も信用できない、死にたい。その気持ちが彼女をのみ込もうとして常に悪循環であった。
喧嘩しかしなくなっていくと自傷行為が増えた。
エスカレートすると暴れた。
毎日毎晩のように部屋は荒れ、お互いに苦しい時間が続いた。
心が何度も荒れて傷ついて疲れはてていた。
家を飛び出すこともよくあった。
泣き叫ぶ彼女の声は聞きたくなくて何度も耳をふさいだ。
なかでも困ったのが過呼吸だった。
本人はもちろん見ている僕も辛いものでした。
どんなに喧嘩しててもどんなに怒っても過呼吸になった瞬間に助けなきゃいけない、人間の心のスイッチを切り替えるのはすごく難しい事に気付きました
それと同時に心のスイッチを切り替えるのはちょっとした何かであることも。
僕は怒りをいかにコントロールするかということも大きな課題だった。