解離性同一性障害と歩む日常

解離性同一性障害の彼女と側で見ていた僕の日常を書いたものです。何か力になれたり病気が認知されることを願います。

うつをやっつける場所選び

彼女が病院に通いだす頃。
僕は仕事があるのでお母さんに連れていってもらっていた。
最初に簡単なカウンセリングなどしてから疑われる病気が何個かあげられた。
うつ病
パニック障害
不安障害
記憶障害
過呼吸症候群
正直驚いた。こんなに多くの障害が彼女を邪魔していたのかと、とは言えやるしかない。
やっと病院までこぎつけて精神病と闘える土俵まで来たのだからここで膝をついてる暇はない。
僕はそう思ったし、そこで覚悟した。
長い闘いになると。
そんな覚悟はこの先何度も砕かれるとは知らず
ただ、ここで病院側と揉めたのがお母さんだった。
やっぱり僕と親の立場じゃ受け入れれるものも受け入れれないものも違うと思う。
お母さんはどうしても信じれなかったし信じたくもなかったと思う。
自分が今までしてきた教育が、自分の今までの愛情が否定されてるように感じたかもしれません。
自分の前ではいつも笑って冗談だって言い合いながら過ごしてきた時間が嘘だったかと思うと受け入れれないのも無理もないと思います。
最終的には病院側に貴方が悪いというふうに言われたみたいです。
病院側は患者の味方ですし、お母さんの性格をある程度よんでの意見だとは思います。
その時のお母さんはご立腹ではありましたが、顔に残る疲れと悲しい表情が今でも頭に残っています。
そこの病院からは一旦離れて2ヶ所ほど他のメンタルクリニックなどを回って別のクリニックに落ち着きます。