解離性同一性障害と歩む日常

解離性同一性障害の彼女と側で見ていた僕の日常を書いたものです。何か力になれたり病気が認知されることを願います。

隠されてきた解離

彼女が病院に通い、薬を貰っていた頃。
最初は試し試しだった薬でしたが、何かの薬の時彼女が変わり始めました。
その頃は薬の耐性もなく飲むとすぐに眠気がきて寝てしまう。
そんな状態でした。
しかしその眠った10分後に彼女は起き上がり急にハムスターの真似をして皆にかじりついてきます。
その時の彼女はほとんど目が空いてなく、会話もできず、呼び掛けには応答しません。
ひたすらかじってくる彼女を交わしながら止めてまた眠るのを待ちます。
それが何回か続いた夜に僕は何となく子供っぽさを感じたので、「貴女何才?」と聞くと「4しゃい」と答えたのでした。
この時一瞬皆の動きが止まりましたがまた彼女は眠ってしまいます。
この時は2週間に一回病院に通っていたのでその時の先生に原因を聞いても寝るタイミングを逃して脳が覚醒してるのでしょう。と言われました。
しかし薬を飲む前に布団にいても飲んですぐ布団に入って寝ても必ず彼女は起き上がり、4才になってハムスターの真似をします。
この時は僕はこれが二重人格っていうやつかと思っていました。
どうしても先生の寝るタイミングを逃しただけという話しに納得できませんでした。
そのうち4才の子はハムスターの真似から急に叫びだしたりマリオの真似をしたり多少。会話もできたと思います。
これが彼女の解離性同一性障害の最初の人格の1人との出会いでした。
後々この頃はずっと彼女に中だけで存在してたのが外に出れてただ嬉しかったと言っていました。
今思えば、陽気でいつも笑っていたのでハムスターの真似をしてかじることをやめる頃には全く危険な感じもなくただ楽しそうにはしゃぐ4才の子という印象でした。
その頃からこの子は毎日のようにでてくることになるとは思わなかったですね。